研究内容

船津研究室では、化学および化学工学に関わる予測と設計に関する諸問題を、ケモインフォマティクス(化学情報学)を武器に、シミュレーションを通し て解決する研究を行っています。

ケモインフォマティクスとは、コンピュータを利用した情報処理技術を基盤として、化学に関する様々な問題の解決を目指す比 較的新しい研究分野で、様々な課題に対して実用的な成果を挙げています。 我々人類を取り巻く環境(化学システム)の良好な改善と最適化は、一つ一つの構成要素や要素技術の最適化によって実現できる訳ではありません。多くの場 合、目的の達成には構成要素や要素技術間のトレードオフの問題が出てくるからです。この解決は、分子レベル、マクロレベルの構造情報、制御情報および物質 の安全性など、化学の様々な情報およびツールを互いに連携・統合させ、総合的に評価することによってはじめて実現されます。

船津研究室で はこのような視点から、実社会への貢献を念頭に新規材料設計・分子設計および化学製造プラントの監視と制御など、まさにコンピュータによって しか取り組めない斬新なアイデアと研究成果を世の中に発信し続けています。このような活動を通して、化学システム設計に寄与する知的情報基盤の構築にも取 り組んでいます。 化学情報との関わり方が、化学研究のスタイルを変えつつあります。

時を合わせて、化学分野におけるビッグデータへの取 り組みも始まりました。船津研究室は その先頭に立つ研究室です。この証左として、科学技術振興機構(JST)の創造的戦略研究推進事業(CREST)の新規研究領域「科学的発見・社会的課題 解決に向けた各分野のビッグデータの利活用推進のための次世代アプリケーション技術の創出・高度化(H25~31年度)の研究課題として「医薬品創薬から 製造までのビッグデータからの知識創出基盤の確立」が真っ先に採択されました。

研究テーマ例